という記事に、最初おおっ!と思ったものの最終的には???という気持ちになりました。
WhatsAppというのはご存知、世界で最もメジャーなチャットアプリです。それはもうLINEなんかより遥かに上です。
さて、このWhatsApp、残念ながら日本ではLINEに圧倒的に差をつけられたマイナーアプリとなります。今後もその立場が逆転することは恐らくないでしょう。
逆を言えば、LINEが世界的なスタンダードのチャットアプリになることもまた難しく、WhatsAppが暫くの間はチャットアプリの世界スタンダードであるということでもあります。
それはアプリ、サービスの優劣ではなくシェアが最も重要だからです。
※もちろん、初期にアプリ、サービスが優れていたからこそ占有しているわけですけど・・・
すでに固定化しているシェアを逆転するのは相当難しいです。
と、まぁここまでがWhatsAppの紹介です。
今回イタリアのZeromobileから「WhatSim」なるものが登場しました。
簡単に言うと、世界中どこででもWhatsAppが使えるようになる専用のSIMカードということになります。
今までは、自国以外の場所でWhatsAppを使う場合、ローミングを利用するかその国のSIMを購入してからでないと使えなかったものが、面倒なSIMの入れ替えもなくそのまま年間10ユーロの定額で利用できるようになるのです。
これは何か面白そうだぞ・・・
と、思いました。最初はね。
その後、いくつかのポイントをチェックしてみました。
まず、このWhatSimで課金なく利用できるのはテキストチャットのみ。
WhatsAppで写真やボイスデータ、動画を送信するには別途料金が必要です。
次に、このWhatSimを挿した場合、WhatsApp以外の通信、通話は出来ない。
つまりスマホ自体がWhatsApp専用端末になるということですね。
当然のことながらSIMフリーのスマホが必要。
こうなりますと、なかなかこのSIMカードにメリットを見出すのが難しくなります。
WhatsApp専用のスマホなど、意味があるとは思えないからです。
では、このWhatSimを無理矢理活用するとなると・・・。
①旅行先でプリペイドSIMを購入するまでの繋ぎとして利用する。
とりあえず連絡はできますからね。短期間ならこのSIMだけでもいいかな?
②サブ機で利用する。
安い小型のSIMフリースマホを持っているならアリ?
③デュアルSIM端末で利用する。
3G+2Gでは?ですが、今後出てくるであろう3G+3G、または4Gなどの機種では、使い方によっては面白そうかな?
僕の場合だと、緊急用として②ですかね。
しかし現状だと「欲しい!」とまでは言えないかも・・・。
正直、Apple SIMの方が興味深いですよね。
全くコンセプトもスケールも違いますけど・・・。
WhatSimはあくまでもニッチ向けということですかね。
購入はこちらから。日本までの送料は5ユーロのようです。
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